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悪いのは僕たちではなくて,アニメ雑誌だ!!
kj日記第3工区 ~口先三寸~ さんより
http://d.hatena.ne.jp/kj-3plus4/20060609/p1

以下論点を引用です

言いたいこと(まとめ)

「オタク」の世代論を語るにあたって、多くの人が嗜好の違いや作品に対する態度を比較するのですが、ワタシとしては背景にある「オタク産業」の登場に関してもっと考えるべきだと思うのです。第三世代オタクというのは「オタク産業」にどっぷり浸かった形で登場した訳であり、それを基礎にした行動パターンが第一・第二と異なって見えるポイントだと思うのです。第三世代とは大量生産オタクグッズで非オタクとの差異ゲームを楽しむ、良くも悪くも「消費者」なのではないかと。まさに「お客さま」としての態度を徹底している、と思えませんか?


第一・第二世代は作り手の生む「表現」を非常に大事に受け止めていたと思います。だから作り手の名前を追ったり、手法を調べたりしていた。しかし第三世代に関しては、必ずしもそうとは思えない。



とても面白く,的を射た意見だと思います。
ですが第三世代オタク代表として,少しばかり反論を。


1#僕らの世代のオタクが「お客さま」になってしまったのは,アニメ雑誌の影響が大きいと僕は考えています。これは僕だけの意見と云うわけではなく,作画系のコミュニティでもたびたび議論になる話題でもあります。
(当たり前の話ですがアニメ雑誌は80年代にもありました。それどころか,今と同じがそれ以上に形態や種類が豊富でした。第2世代だって「お客さま」だったとも言えるわけです。)

今のアニメ雑誌は膨大な作品の紹介と声優のプロデュースに終始してしまっていて,80年代には頻繁に目にすることが出来た制作者(特にアニメーター)の記事に,ページを殆ど裂かなくなった。それ故に,僕たち第三世代は「アニメ制作者」と云うアニメにとって最も重要な存在を殆ど意識しないし,それどころか,"作品のイメージを壊す悪者"として敵視したりするようになったのではないか,と考えます。

「アニメ制作者」という鑑賞の視点を,アニメ誌が購買層に与えなくなったというのは,今の視聴者層の特徴を形成するにあたって決定的なことであったと僕は思います。
言葉は悪いかも知れませんが,今のアニメ誌はただのカタログに過ぎないのです。そのカタログを見て商品を購入してくれる読者が理想の客と想定して雑誌を創っているし,そして実際の消費者もそんな人達ばかりなのです。(もはやアニメはニッチ産業ではないのですから当然事ではありますが。)ですが,その方向性を決めたのは僕たちではなく,雑誌の編集者ではなかったのか?,と。悪いのは僕たちなのか?という疑問は確かに残ります。



2#そして,今のアニメ誌は圧倒的に詰まらない。

購入して読む価値を残念ながら見いだせない。
声優のグラビアが欲しければ専門雑誌は別に存在するし,当たり障りのない事しか言わない作品論にも期待できない。そんなアニメ誌なんて立ち読みで十分なわけです。
例えアニメオタクであってもアニメ誌を読まない時代なんですね,今は。ネットで十分。
そうなると,さらに情報が偏り,世代間に情報や価値観のギャップが生じてくる。そして上の世代に「お前らは,なってない!!」と叱られると。
すべての原因をアニメ雑誌がつまらなくなったことに押しつけたくはないですが,幾ばくかは元凶を抱えているのではないかと思います。



3#80年代には湖川友謙さんや,大張正己さん,山下将仁さんといった"カリスマアニメーター"が雑誌の力などを借りて誕生しました。ですが,今は絶対にそのような事は起きない。何故かと言えば簡単で,大手のアニメ誌が取り上げないからです。アニメーターを取り上げてもお金になりませんし,雑誌が売れませんから雑誌側が意図的に排除している。(この辺は想像です。)それ故に,ここ十数年に渡るアニメーター冬の時代が訪れることになったと,そう考えるのが自然でしょう。

その結果,声優にはトコトン詳しいけれど,アニメーターには全く興味を持たない偏ったアニメファンを量産してしまった。


4#何だかんだで,第三世代も根はオタクですから,アニメに詳しくなりたいんですね。でも,誰のレクチャーも無しに担当原画パートの判別なんて出来るわけがないんです。

2~4人で原画を全部描くなんてことが当たり前だった時代もありましたが,今はその三倍(+第二原画)が普通です。はっきり言って,今の時代に,原画マンを個人の力だけで特定し,注目していくなんて無理です。無謀です。不可能です。無謀なことは誰もやりませんから,誰も気にしなくなる。
作監や演出家・コンテ師も,当然観たことも聞いたことも無い人達ばかりですから,全部無視。例え興味が湧いても,作品数が多すぎて,追いかけることが出来ない。彼らを追っかける指針になるような有益な情報も,どこにも見あたらない。よって無視するしかないのです。

※参考資料
up064202.jpg

よほど勉強していない限り,こんなに原画マンが居る中で,柿田さんや斉藤久さんのパートの特定なんて出来ません。それどころか"柿田英樹"という固有名詞にたどり着くことすらも出来ないでしょう。人間,出来ないことは積極的にやりませんね。そうやってクリエイター論は廃れていくのだと思います。



5#有名な話ですが,未来少年コナン第1話の原画マンは,近藤喜文と川尻義昭さん,たった2人です。つまりコナン第1話を観て,アニメーションに感動したり,動きが凄いと思ったら注目すべきアニメーターは2人しか居ないわけですから,追いかける対象を規定し易いわけです。昔はアニメ制作者に対する"知りたい欲望"が起き易かったとも言えます。そして当時はスタジオの縛りがありましたから,継続的に追いかけることも容易だった。それは作品が少なかったお陰でもあります。

音楽にしても,気になる作品は全部渡辺宙明さんの作曲だったりして,非常に分かり易かった。


今は制作者も増加し,アニメの本数も限界まで増えた。特定のアニメーターなどを追いかけるためには,ネットを駆使するほかにないのですが,ネットですらも有益な情報が得られなかったりする。(アニスタ系のアニメーターは殆どテレビの仕事をしないし(笑))
なおかつ,作画や演出について手取り足取り教えてくれる教師が殆ど存在しないときた。
僕らが必要としている,『アニメ鑑賞入門』はどこにもないし,土台さえないのです。
そんな中で,「森久司の原画に燃えろ!」と煽ってみても,無駄なのかも知れません。


6#アニメ誌はつまらないし,アニメ制作者に関する有益な情報はどこにもない。こんな状況で,演出がどうの原画がどうのという方向に,オタクの興味関心が積極的に向かうわけがないんです。向かったとしても,1m先は行き止まり。
そしてその行き止まりにちょこんと置かれたラジオから,声優という天使の甘い声が聞こえてきて,彼らを誘惑するわけですよ,

「ほら,一週間も風呂に入らないアニメーターなんかにうつつを抜かしてないで,もっと私たちに興味もってよ。CD買ってよ。イベントに来てよ!!」って。

実際に声優オタの方がラクで数倍楽しい。専門誌が腐るほどあるし,イベントもラジオ番組も一杯ある。オマケに追いかける対象は可愛い女の子だし,あわよくば手を握れるチャンス有り。お股から異臭がするアニメーターが,天使に勝てるわけが無いんです。

7#「こんな時代にあって,未だに作監演出原画撮影がどうのこうのと,呪文を唱えてるやつらはタダの異端に過ぎないわけです。オタクの間からも「作画オタクは気持ち悪い」と排除されたりする。
それもこれも雑誌が悪い。そうに違いない。


以上の事と,反射的に批判してしまうことは別問題だとは思いますが,言った者勝ちということで(笑)
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コメント
この記事へのコメント
偶然というものはときおりあって、この某kj氏と僕は知り合いです。それだけ。
2006/06/11 (日) 22:27:33 | URL | スパルタ某 #-[ 編集]
kjさんが○核派メンバーでないことを祈っております。
ちなみにkjさんには以前僕の書いた駄文を取り上げて貰ったことがあります。
http://d.hatena.ne.jp/kj-3plus4/20060530/p1

暇があったら読んであげてください。
2006/06/12 (月) 00:10:07 | URL | 電源@ #-[ 編集]
美香 童貞
独占欲が満たされる君の慣れない手つきが大好きですhttp://http://www.lineagecojp.com/movie/mov0028.zip
2008/03/27 (木) 14:45:24 | URL | グレア #HmsGVGSQ[ 編集]
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