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ハウルの動く城を観た
小黒雄一郎さんが言っていました,

「真の宮崎アニメとは宮崎氏が描いた"絵コンテ"のことである。アニメーターの手が加わった瞬間に,宮崎アニメは劣化する」と。


ああこれが噂に聞いていた"おたく"という異生物の思考回路なんだなと,妙に感心したことを今ごろ思い出しました。


小黒さんに言われて初めて気が付いたのですが,実は本当に,最近の宮崎アニメは絵コンテの方が面白かったりするので,アニメだけを観て宮崎駿を批判せずに,ちゃんとコンテまで読んでから批判してあげてください(笑)

脚本・絵コンテ・監督 宮崎駿

作画監督
山下明彦 稲村武志 高坂稀太郎

原画
田中敦子 賀川愛 山田憲一 芳尾英明
山森英司 小野田和由 鈴木麻紀子 松尾真理子
田村篤 米林宏昌 奥村正志 横田匡史
松瀬勝 二木真希子 篠原征子

近藤勝也 杉野左秩子 山川浩臣 栗田務
武内宣之 君島繁 桝田浩史 大杉宣弘
橋本敬史 増田敏彦 八崎健二 田中雄一
浜洲英喜 大平晋也 小西賢一 重田敦
山田勝哉 大塚伸治


重田敦さんが居るというのが意外。
こうやってみると,ジブリのアニメーターを殆ど知らないな。そういえば田辺修さんは何やっているんだろう。山田君以来見てない気がする・・


放映時はまったく意識していなかったので,近藤勝也さんや大平さんの割と派手そうなシーンを中心に見返してみようかなと思っていたのですが,やはり城内部の日常的な動きのほうに目が惹かれました。

特に朝食のシーン。
ハウルが机を片付けてチビが食器を並べ,その食器にハウルがおかずを取り分ける。その横を視線をずらしながらソフィーが通り過ぎていく。これをワンカットで描く。

さらにその後,イスに座る→茶碗を置く→お茶を注ぐ+おかずの乗った皿を手前から出す→ゴミを手で払う+スプーンを選ぶ,という動作を全部ワンカットでやってのけるんですよ。全部で15秒前後。時間と空間を完全にコントロールしているというか,ジブリだからこそ出来る鬼作画でした。
噂に聞いたところによると田村篤さんの担当らしい。すみません,猫の恩返し,観てないです。

田中敦子さんの卵焼きのシーンも気合が入っていましたね。宮崎アニメの食べ物はいつも美味しそう。呆気に取られるソフィーの表情が良かった。それと,シガーを吹かすシーンがディズニーっぽくてウケました。ドンパチや爆発だけがアニメーションではないんだということを再確認。当たり前の話なのですが。
やっぱアッちゃんカッコ良いー!

肝心の大塚さんの階段のぼりや近藤さんの空中散歩は,何がしたいのか/何を伝えたいのかが結局良く分らなかった。言葉ではなく,アニメーション(動き)で感情を伝えるのが宮崎アニメの醍醐味だったはずなのに,肝心の"スーパーな動き"がただの独立した小芝居程度の役割しか果たしていないと感じた。要するに"アニメーションのためのアニメ"になってしまっている。作画オタが大喜び。


大塚伸治さんのアニメの技術は確かに日本で最高峰のものだと思いますが,重そうなものを重そうに描くという純粋なアニメの素晴らしさを説かれても,今更何を言ってるの?という冷めた感情しか沸き起こってこない。これは多分,お話が作画についてきていない為だと思う。

同じように動きでアニメを表現している今敏監督の作品にも大塚伸治さんは参加していますが,そちらの大塚さんの仕事の方が,より生き生きしているように見えました。そして,その差の理由を考えるにつけて監督・脚本の差に気が付いてしまう。アニメーター宮崎駿はともかく,脚本家宮崎駿は少し歳をとり過ぎてしまったのかも。


作画云々,田中敦子さん云々を綺麗さっぱり忘れたレベルでこのアニメを楽しめるかといえば,甚だ疑問だ。普通の視聴者は,このアニメのどこに面白さを感じているのだろうか。これは本気で疑問に思っている。

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コメント
この記事へのコメント
田辺修さんは
ぼくらののOPで空気を読まない走りを…
2007/08/18 (土) 03:58:13 | URL | #-[ 編集]
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