電源を入れてください~都市ノォト~
生きていることを記録する
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テレビを付ければもう梅雨だとかいっている。
ああ金持ちになりたい,と嘆く青年。クタクタになった,とび職の服を着ている。
ちょーむかつくとしか言わない青年の彼女。

今日も一度も部屋を出なかった。
これでは水戸にいた頃と同じではないかと自分を叱咤して,こんな時は水戸ではどうしていたのかを少しだけ考えてみる。
そうだ駅南までコーヒーでも飲みに行こう。そしてたばこを吸って,本でも読もう。
いつの間にか小雨が降り出していて,いつものように僕の愛車だけが激しくクラッシュしている。後輪の泥よけが変形していた。俺に似やがってと呟いてから,テッシュで丁寧にふいてやる。全身泥まみれ。愛らしい奴だ。雨にも負けず,風にも負けず,強く生き抜いて欲しい。現在名前募集中。

11時まで営業しているミスドで,インスタントコーヒーを飲む。260円でこの味は懲役10年白州ものだけれど,お代わりが出来るのが唯一の救い。
娘の教育に勢(性)力を注ぎ込むまだ十二分に若い母親と,その愛情をタルそうに教授する娘の会話をずっと盗み聞き。
「お母さん,わたしだってたまには息抜きして,ぱぁーと遊びたいものなのよ」
そう呟く彼女は鶴亀算に苦戦中。そうか,不幸の連鎖は鶴亀算から始まるんだね。
後ろの席で達観した表情でタバコをくるらしているのが僕だ。中学に入ってXとYを習えば存在価値の無くなる鶴亀算なんかよりも,友達の作り方を教えて欲しかった。共通項のない人間とコミュニケーションが全く取れない悲劇を鶴亀算のせいにしながら,ハイライトに火を付ける。あれ,これで何本目だっけ?

必死に化粧を直す女子高生と,無口な背の高い彼氏。三分に一回くらい彼氏の目を見て何かを確認する彼女。長い沈黙。こっちまで気まずくなる。
ほんとに女は自分勝手だな。つまらないつまらないと愚痴をこぼしたり,何か面白いことをしろ(したい)と騒いでみたり,かと思ったら急に無口になって化粧を直してみたり,三日に一度だけでもいいから,気の利いたことをいって俺を笑わせて見せろよ。あっ冗談冗談,キミの笑顔と綺麗な御御足を観ているだけで十分楽しいよ。
そんな青年の愚痴を妄想し原稿用紙に書いてみたが破って丸める。思い出してブログに書き殴る。果たして,全く口を開かないこんな甲斐性なしの彼氏を持ってこの女は楽しいのだろうか。果たして,全く口を開かないこんな甲斐性なしの彼女を持ってこの男は楽しいのだろうか。決めつけてごめんね,そこの背の高い男の子と髪の綺麗な女の子。本に目を落とせば,『他人に伝える何かがある限り,私は確実に存在している』なんてことが書いてある。真逆の二人だね。そしてその空間。そこにいればそれだけで満足なんて,つまんない恋愛じゃないか。つまんない関係だよ,きっと。世の中的にはそうでもないらしいけれど,それが信じられない。高校生なんだからもう少し冒険しろよ,ごめん,冒険が出来なかった僕のいえることではないね。誰に謝ってるんだか。
シガレットケースの中のタバコを全部吸ってしまったので,仕方がなく帰宅することにする。明日もこんな生活をしていたらヤだな。自転車をこぎながら,もしかして自覚は本当に意味がないのかもしれないと,ふと思ってしまった。

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