電源を入れてください~都市ノォト~
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コミュニスト達のファンキーナイト
渋谷に行って来た。相変わらず内輪乗りなのは別に構わないと思ったが,k氏が「なんか付き合いで来てるんだよね,ここで回す気は無いよ,人間関係めんどくさいし」と言い放ったことにはやや驚いた。なるほどね,と一応頷いておいたけど,コミュニスト(コミュニケーション能力保持者)の悩みは正直僕には良く理解できなかった。そしてそういう煩雑な人間関係にややあこがれる。
10時きっかりに入店し,イベントが終了した5時8分までほとんど休み無しでjazzとラテンミュージックを強制的に聞かされ続けたわけだけど(まさにルーチンジャズ),「なんでjazzとR&Bしか流さないんだろうね」なんて陰口を叩きながら,いつも通りみんなで絵を描いてやり過ごす。拡張されたベースとコントラバスの重みを,ぐちゃぐちゃになった胃の内容物で確認しながら,ジャズと黒人解放運動やブラックパンサー団の関係,ひいてはデトロイトテクノ・渋谷系への歴史の変遷などの講義を受けてまた一つ賢くなった気分。
片手では収まらないであろうオッパイを保有する女の子が,男の子に媚びを売りながらピョンピョンピョンピョン跳ね回っていたのが非常にウザかった。ブラジャーからあふれ出る肉という現実に,僕はクラクラした。これは悪夢。ヤン・シュバンクマイエルかラス・メイヤーの描く白昼夢。その女性的女の子と肉体的コミュニケーションを取ろうと必死になる飢えた男共にまたしてもクラクラ。精子が具体化する瞬間はいつ見ても気持ちが悪い。それは多分そこに僕の持たないフォーヴ(ィズム)と欲求があるから。明るくみえるように振る舞うことに絶対的価値が存在する現実に,観念的で内向的な僕は打ちひしがれれるのだ。それは僕が男でありながら女性的なものに憧れているという問題をさしおいて,存在してしまう。乳がでかく,行動・仕草が女性的であり,よく笑い,良く喋り,語彙が少ないあの女には絶対に勝てないと云う現実を突きつけられることに対し,何の抵抗手段を持たないのだから当たり前の話なのだろう。せめて,僕も混じってボディタッチを試みる,或いはボディタッチをしたいなぁと思うぐらいの僅かな男性的気概があれば何とか乗り切れたのかもしれないけど,こういう女性性に対し僕が出来ることはやはり傍観しかなく,それ以上の思惑というか願望がわいてこないのが悲しい。強烈な男性性に対し僕が傍観するしかないのと同じ事。それどころか,そういう女性性を強調した女性に会うと不快感・嫌悪感・反発心・嫉妬・吐き気などを覚えてしまうから不思議だ。オッパイだけじゃなくて,顔の綺麗な女性とかも。というか顔の綺麗な女の子は特にそう。近くにいるだけでも駄目。強烈に嫉妬してしまう。男が女に。オシャレなだけなら大丈夫。意味分かんない。それとも男はみんなそうなのだろうかと考えてみることもあるけれど,みんな立派に恋をしていたり,可愛い女の子に素直に欲情できているみたいだし,そんなこともないのだろう。22歳にもなってジェンダーに悩む自分。知人・友人・彼氏が欲しいとベットの中で考えながら実物の男性を観ると幻滅し,彼女が欲しい,セックスをしたいなぁとベットの中で妄想しながら実物の女性と接触すると,これまた幻滅してしまう。自分のジェンダーがロストする瞬間。彼氏(男)であっても彼女(女)の代用にはなる,そう信じてしまう瞬間でもある。
男(の子)の良さは結構知っているが,女(の子)の良さはほとんど知らない,ただそれだけのことなのかもしれない。女の良さなんてマンコだけだよと主張できてしまう自分が悲しい。
内海氏に初めてあったときに,「キミはゲイなのかな?」と聞かれたことを思い出す。「ゲイにもバイにもノンケにもなれない人間です」と腹の中では返答しながら,「違うと思います,でも自信はありません」と答えてしまった。もしかしたら誰かが表現したように中性という言葉が一番僕を表すに適当なのかもしれない。初めて会った人間にキミはゲイなのか?と聞く人間もどうかしていると思うけれど。
いずれにせよ,僕をこれだけ実存的に悩ませるほど彼女のオッパイと仕草は破壊力があったということ。馬鹿だな俺。こういう悩みも含めてのリハビリ生活。長年に渡るヒキコモリ生活がジェンダーを不確定なものにし,ロストさせたのはほぼ間違いないのだから。早く生身の女性に欲情できる人間になりたいものです。

400円のクレヨンセットをボキボキに折られたのも思い出として処理しておこう。もちろん悲しい方の。
あとは国道のデニーズの話とか,DOVEの話とか,ゴディバの話とか,デブラージの話とか。そしてタリーズコーヒーと大戸屋とヤクザと下北沢。もしくは菊と刀とグラフィティとイラストレイターと筒美京平と美学校。
ジンを飲まされてふらつくK氏と,クレヨンをボキボキにされてへこむ僕の後ろ姿が対照的でもあり,これほど具体的な夜は久しぶりでもあった。
僕が此処にいると証明するためにはやはり言葉が必要なんだと,当たり前のことを再確認して,僕は渋谷を後にした。
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