電源を入れてください~都市ノォト~
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もののけ姫小論
『死ねよやーっ!』
「どういう意味だ!?」
『死ねってことよぉー!!』


1997年,宮崎駿は少年少女に『生きろ』と語りかけた。
富野御大はそれに対する形で『頼まれなくても、生きてやる』とブレンパワードのキャッチで語りかけた。
もののけ姫は,僕の心に何も残さなかったが,しかしブレンは未だに強烈な印象として焼き付いている。
この差は何か。あるいは当時から10年近く経て生じた2006年に於ける両者の差とは。

「本当の覚悟が出来ていれば、親殺しだって出来る。キレてやるんじゃない、逆上しなくたって正義の確信があり、信念を通そうという確固たるものがあれば、出来るもんだッ」
という台詞に当時の僕は夢中になった。心がすさぶと未だに口ずさんだりするのだから,やはり御大からは相当影響を受けていると言えるだろう。(ブレンの内容はほとんど覚えていない)
結局の所,映像で視聴者に語りかける作品は,映像をシークエンスとして見返さなければ,あるいは映像ごと思い起こさなければテーマに接近できないのに対して,率直に文字・言葉で全てを語ろうとするブレンのような作品は,(確かに語られる場合,細切れにされてしまいがちだけれども),言葉が生きているために長年に渡り人の心に残るのだろう。あるいは名文・美文が物語を構成していると言っても良いと思う。
宮崎は映像に多くを頼りすぎているのだ。それ故に視聴後に心に何も残らない。映像を再現するというのは難しいと言うこと。視覚的に楽しいと言うことは,もしかしたら刹那的なことなのかもしれない。
もののけ姫も10年たってみて,結局皆の心に残り続けたものは音楽と血しぶき映像だけだった。彼の作品ほぼ全てがボーイミーツガールものであるのに,スクリプトが徹底的に弱い。それがもののけ以降のジブリ作品の低調につながっていると僕は考えている。

「死ねよやーーーーー!!!!!」

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