電源を入れてください~都市ノォト~
生きていることを記録する
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
11畳のリング
僕の母親は本当にものぐさな人だった。よくテレビなどで掃除洗濯をほとんどしない,というよりする気や意識・義務感のない,"かたづけられない女"と呼ばれる種族の女性の特集があったりするけど,あれを少し稀釈させた感じが家の僕の母親像だと思ってくれればいい。
16の冬に自宅にヒキコモリって,初めて母親の作る朝ご飯を食べたというアーバンでモダンな記憶が物語る,母親の非母親像。そういえば小遣いと云うものも,引きこもり生活を初めてから,初めて貰った。徹底した管理教育と,それと釣り合わない両親像。たぶん一定クラス以上の大学の,学生の多くが両親に対し僕と同じような悩み・経験・不信感をもっているのではないだろうか。

んで,朝ご飯と言っても目玉焼きだけだったりするのだけれど,それでも毎朝目玉焼きがテーブルの上に置いてあるということが,僕には奇跡か幻覚にうつっていたのだから慣れとは不思議であり恐ろしいものだと思わされる。ちなみ僕がヒキコモリになったから母親がご飯を作り始めたのではなく(当然少しは関係があるだろうが),祖父が自分で飯を調達できない体になったからしぶしぶという理由の方が大きかったりする。
そんなわけだから,小学生のころは毎日毎日卵かけご飯を食っていた。というよりそれしか食うものがなかったというのが適切な表現。あとは納豆ご飯。お茶漬け,あるいは山崎の蒸しパン。4食の延々ローテーション。もちろんおかずなし。それが嫌で嫌でしょうがなくて,次第に朝飯を食わないで学校に行くようになり,体育の授業などで良くぶっ倒れていた。いわゆる貧血。よくいたじゃん,朝礼でクラクラってきて地面にへたり込む顔の青い奴が。あーこいつ体弱いんだな,可哀想だなって異性の同情をかったりする奴,そして同姓からは馬鹿にされる奴,あれが僕です。

保健室に担ぎ込まれると,
「朝ご飯ぐらい食べてっこなくちゃ駄目でしょ,ただでさえ,キミのお母さんは養護教諭なんだから」
と,母親を知る同職の教師の,僕の母親の批判とも取れる発言を聞きながらホット牛乳をちびちび啜ったりして,母親の駄目さを痛感したりしていた。つまり僕にとってホット牛乳は非母親姓の象徴でもあったりする訳なのだ。そして未だに山崎の蒸しパンは大嫌いです。

おまけに掃除もしない。洗濯もしない。半年ぐらいリビングに掃除機をかけなくても平気な母親,母親像。その辺ゴミだらけ。ゴミの中で生活し,飯を食う日常。一畳ほどもあるリビングテーブルの上の9割が,ゴミで埋まっていて,のこり1割のスペースで日常業務を行う生活。思い出しただけでも吐き気がする生活。
そのせいかどうかは知らないが,僕はノミ・ダニ・ハウスダストアレルギー体質に。掃除と換気を定期的に行わないと,体中がかゆくなる悲劇。そしてニキビのような赤いボツボツ。あとは,パンツを長く掃き回すコツを身につけたりとか。
高校生になってからはさすがに自分で洗うようになったけど。

そんな母親に育てられたためか,炊事掃除洗濯は結構できる。好きでもある。
シャンプーでシャツを洗うとか,信じられないわけで。っていうかパンツと靴下とシャツを同じ洗剤って洗うことすら信じられないのに。ちゃんとネットを使って洗ってますか。のびちゃいますよ。形崩れちゃいますよ。お気に入りの洋服が長く着られませんよ。それでもいいんですか。そんな小言ばかりをいうようになった。よくない傾向ですよ。

そんなこんなで今日は一日中掃除と洗濯の日。
専用乾燥室があるのがこの寮のよいところ。あっというまに乾いてく。
時間の流れを具体化することもなく,あっというまに。
さっきまで泣いていたと思ったら,いつのまにかクレープを食っている女性みたいに,あっというまに,変わってく,変わってく。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 電源を入れてください~都市ノォト~ all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。