電源を入れてください~都市ノォト~
生きていることを記録する
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
涼宮ハルヒの憂鬱第9話に見る,山本寛さんが押井守化することに対する懸念
涼宮ハルヒ第9話のネット上の感想を見たけれど,否定的な意見が少ないので驚いた。
それどころか

「神回!」

と,はしゃいでいる人たちが結構居てさらに驚いた。
てっきり,「タルイ演出」等の批判の嵐かと思っていたが,そうでもないようだ。
(ちゃんと否定的な意見も存在したが)

なぜだろう。現代っ子が条件反射で叩いてしまいそうな作家性を強調した演出がちりばめられていたのに。
(多分,萌えが描かれていたから,だと思う)


山本寛さんは,枯山水のBBSのなかで,「アニメーションには体臭(人間性)が足りない」と呟いている。そして彼はアニメーションの中に実写的な表現を取り入れる事に固執していることでも有名である。

そして生まれた涼宮ハルヒの憂鬱 第9話の長回シーン(ほぼ静止画)。

約3分に渡って高校の環境音を聞かされ続けるという,実験的なシーン。
多分,同じ構図を繰り返すことで高校生活の日常性を表現し,そしてパロディー化したテキストの朗読を環境音として強制的に聞かせることで,"自主製作映画のノリ"の笑いを入れたかったのだと思う。とても面白い演出でした。固定カメラ最高。俯瞰アングルマンセー。


だけど,すこし,長くない?なんか過剰すぎない?
っていうか演出が空回りしていない?
率直に言うと,滑っていない?
演出の為の演出になってない?

そんな声がどこからから聞こえてくる。

そして僕にも既視感がある。いや僕だけじゃないはずだ。
演出に走りすぎてしまったが為に自滅していった2人のアニメ制作者の名前を。ここで思い出さずには居られない。

その二人の名前は,


庵野秀明
押井 守

そしてビーパパス・・(ボソッ)

思い出して欲しいのだが,両者ともに実写畑の人間だ。
そして山本寛氏も実写,特に特撮畑の人間だ。

さらに思い出して欲しいのだけれども,涼宮ハルヒ第9話で,3分近くに渡って挿入された"BGMに芝居をさせる"という演出方法は,庵野秀明がアニメに持ち込んだ印象的手法であったはずだ。(もし間違いであったら指摘して欲しい)
そして過度の長回しも。
それと同じことを,より過剰にして,ハルヒの中に彼ら(山本&北之原氏)は持ち込んだ。

同じ事を考えている人のブログ。
http://hp0023.blog35.fc2.com/blog-entry-205.html

ついで長門の読書シーンを1分ぐらい長回ししていたのはびっくり。
エヴァの綾波とアスカのエレベーターシーンを思い出してしまった。 こうした演出って作り手に勇気と実力の両方が備わっていないと 出来ないと思うけど。京アニメはこうした事も出来るんだなって。


その後,庵野は天空に飛び立った。(ボソッ)


また,山本さんが良く口にするアニメーションの身体性の回復とは,かつて押井守らが掲げたものではなかったか。

山本氏は


『アニメーションは毒液を廃棄し続ける「夢工場」』
『アニメとは未来のない芸術』



と,現代アニメ批判とも受け取れる発言を行っており,現在のアニメーションの閉塞性を憂いている。
それゆえに,同じような発言をしてきた庵野や押井との共通性を感じてしまうのは,否めない。
(その発言に対して僕が否定的な意見を持っているわけじゃない。)


涼宮ハルヒの第9話に,僕は,山本さんと彼らの共通性を見てしまったような気がしてならない。


実写の(或いは自主製作映画の)手法をアニメに持ち込むのはまったくかまわないけれど,あまりにも演出に拘りすぎて,誰も求めないアニメを作ってしまうような事態だけは,やはりさけて欲しい。というか,そうならないかどうかが心配である。(そんなことは本人が一番理解しているのだろうけれど。)



一回コッキリのやや反則気味の超必殺技に噛み付きすぎるのもどうかと思うけれど,山本さん(今回は+北之原さん)の作る,映画的な手法を取り入れたアニメーションが,今後,庵野氏や押井氏のように間違った方向に暴走しないように,僕らは祈り続ける。というか,祈ることしかできない。


その2
http://buchi21.blog64.fc2.com/blog-entry-99.html
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/12/14 (木) 05:14:56 | | #[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
いぬかみっ! 第9話 絵コンテ:岩崎良明 見ていて大きな違和感がありました。それは「せくはた」のことではなく、ようこの行動です。圭太はただのエロいやつではないと分かっているから懐いていると思っていたのに、今回のただのエロいやつということを暴こうとするのには
2006/06/01(木) 20:18:59 | ネコ舞うニッキ
copyright © 2005 電源を入れてください~都市ノォト~ all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。